ポップアップストアに必要な什器一覧|レンタル・購入の選び方
ポップアップストアの出店が決まると、まず悩むのが什器の準備です。何を何点そろえるべきか、レンタルと購入のどちらが得か、限られた時間で判断すべきことが次々に出てきます。
ポップアップストアで使われる什器には、ハンガーラックやテーブル・展示台、ショーケース、カウンター、棚什器、ミラーなど、用途別の代表的なカテゴリがあります。本記事では、ポップアップストアで使用頻度の高い什器を8のカテゴリに整理して解説します。あわせて、什器の預かりから会場発送・設営・撤収までを外部に任せる省力化の方法も紹介します。
ポップアップストアの出店に必要な什器一覧

什器選びで大切なのは、点数を増やすことではありません。限られた坪数のなかに「見せ場」と「回遊できる動線」をつくることです。ここではポップアップストアで使用される代表的な什器8種類と、業種別に必要となる設備、3坪・6坪の区画における構成例を紹介します。
まず押さえるべき「基本什器」8点
売場の構築に欠かせない基本什器は次の8点です。サイズは什器レンタル各社の標準品を参考にした目安です。
| 什器名 | 主な役割 | サイズ目安 | 3坪での数量目安 |
|---|---|---|---|
| レジカウンター | 会計・接客の拠点 | W900〜1,500×D450〜600×H900前後 | 1台 |
| ハンガーラック | 衣類・バッグの吊り下げ展示 | W900〜1,200/高さ可変 | 2台 |
| 棚什器 | 雑貨・小物の段陳列 | W900〜1,200×H1,500〜1,800 | 1台 |
| 展示台 | メイン商品の平置き・ひな壇 | W1,200×D600×H300〜810 | 2台 |
| トルソー | 着用イメージの訴求 | 半身または全身 | 1体 |
| 姿見 | 試着・コーディネート確認 | W450×H1,500前後 | 1台 |
| フィッティングルーム | 試着スペースの確保 | W900×D900×H1,930 | 0〜1基 |
| サイン・POP | ブランド訴求・誘導 | A1〜A3パネル等 | 1〜2点 |
展示台はH300・450・600と高さの違うものを組み合わせると立体感が出ます。ハンガーラックも高さを変え、棚什器を奥の壁面に置くと視線が奥へ流れます。
加えて、次の備品も予算に組み込んでおくと安心です。
- ストックワゴン(バックヤードがない区画の在庫置き場)
- 延長コード・電源タップ(レジや照明の電源確保)
- レジ周り備品(ショッパー・梱包材・釣銭トレーなど)
【業種別】追加で必要になる主な什器
基本の8点に加え、扱う商材で必要な什器は大きく変わります。次の4分類を参考に、自社に必要なアイテムを洗い出しましょう。
アパレル
- ハンガーラック・トルソー・姿見のほか、必要に応じて試着室を追加します。
- バックヤードがない区画では、カウンター下やラック裏を収納に使います。
雑貨・コスメ
- 小物はひな壇で立体的に展示し、LED照明で質感や色味を際立たせます。
- コスメではテスター台や卓上ミラーを設置すると、商品を試しやすくなり、購入率の向上が期待できます。
食品
- 保冷ショーケース・給排水タンク・手洗い設備などの衛生備品が中心です。
- シンクの槽数などの要件は自治体で異なるため、手配前に保健所へ確認しましょう。
体験型(ワークショップ・デモ展示など)
- モニターや電動工具などを使用する場合は、使用機器の消費電力を確認し、区画の電源容量や回路数に収まるか事前に確かめましょう。
- 作業台や椅子は参加人数から逆算して数量を決めると無駄がありません。
食品と体験型は、条件次第で必要な設備そのものが変わります。什器の手配より先に、販売・運営条件を確定させましょう。
区画サイズ別の什器構成例(3坪/6坪)
什器の点数と配置は、区画面積から逆算すると無駄なく決められます。催事スペースで一般的な3坪と6坪の構成例は次のとおりです。
3坪(約2.7m×3.6m)の構成例
3坪の区画では、通路を確保するため、什器を6〜8点程度に絞る構成が一つの目安になります。床面積が限られるため、背の高い棚を壁側に配置するなど、壁面の高さを活用しましょう。
- カウンター1台(奥に寄せ、会計とストックを兼用)
- ハンガーラック2台(左右の壁沿い)
- 棚什器1台(奥の壁面)
- 展示台2台(高低差をつけて入口正面に)
- トルソー1体・姿見1台(入口寄り)
什器が多すぎると通路が塞がり、かえって入店しづらくなります。
6坪(約3.6m×5.4m)の構成例
中央にテーブルやひな壇を置き、回遊性の高い動線を設計できます。6坪の区画では、通路幅を確保しながら12〜15点程度の什器を配置し、商材によっては奥に試着室を設けることも可能です。
レイアウトで押さえたい原則
- 入口正面に主力商品を置き、通行客の視線を惹きつける
- カウンターは奥壁側に配置し、売場全体を回遊する動線をつくる
- 施設の防災・バリアフリー規定を必ず確認し、その避難通路・共用通路の基準に従ってレイアウトする
- 人が安全かつ快適に通行できるよう、最低でも800〜900mm程度、一般来場者が多い売場では1,200mm以上の通路幅確保を目安とする
- 車椅子利用者を考慮し、可能な箇所では900mm以上を確保する
最適な配置は区画の形状や柱の位置で変わります。平面図に什器サイズを書き込んでおくと、当日の手戻りを防げます。
ポップアップストア什器の費用相場|レンタル料と見落としやすい付帯費用

レンタル料の単価だけで予算を組むと、実際の請求額との間に大きな差が生まれます。什器費用は品目別の単価を積み上げ、そこに付帯費用を足す形で把握すると精度が上がります。
品目別のレンタル費用相場
レンタル料金の基準期間は業者によって異なり、1週間単位のほか1ヶ月単位や5営業日単位もあります。比較する際は必ず同じ期間に換算しましょう。
主要什器の1週間あたりの相場は、おおむね次のとおりです。
- ハンガーラック:800〜6,000円
- 姿見・ミラー:1,000〜3,500円
- トルソー:2,000円前後
- 試着室:4,900〜7,000円
- テーブル・展示台:3,500〜18,700円
- 受付カウンター:3,300〜16,500円
- 椅子:110〜3,300円
- ショーケース:7,700〜39,600円
同じ品目でもグレードで価格差が数倍に開きます。売場の印象を左右するトルソーや姿見は、単価だけで選ぶと世界観を損ないかねません。
事業者によっては、シングルハンガーを1本1,100円(税込)から、ポップアップストア向けの什器を1週間500円から提供しています。ただし本体単価が安く見えても、搬入・搬出費を含めた総額で比較しないと判断を誤ります。
什器本体以外にかかる配送・設営・撤去などの付帯費用
荷物量や配送距離、作業時間帯によっては、搬入・搬出費が什器のレンタル料を上回る場合もあります。搬入・搬出費は車種や配送距離、作業時間帯によって異なり、以下の金額は料金例の一つです。
| 軽運搬車 | 2t車 | 4t車 | |
|---|---|---|---|
| 都内23区・市内 | 20,000円 | 40,000円 | 60,000円 |
| 近県100km以内 | 40,000円 | 60,000円 | 80,000円 |
早朝・夜間・深夜・休日の作業には、基本料金へ時間帯割増が加算される場合があります。
- 早朝(5:00〜9:00)・夜間(18:00〜22:00):30%増
- 深夜(22:00〜翌7:00):50%増
- 日曜・祝日:30%増
- 現場到着後のキャンセル:規定リース料の全額
商業施設の催事区画は、開店前または閉店後の搬入出を指定されるのが原則です。商業施設によっては開店前や閉店後に搬入・搬出時間が指定されるため、時間帯割増によって輸送費が高くなる場合があります。
さらに、次の付帯費用も見積書で確認しておきましょう。
- 設営人件費:大工および専門職25,000円〜、アルバイト10,000〜15,000円(時間帯の割増は搬入出と同様)
- ショーイング料:デコレーター1名30,000円+交通費別途
- 養生費:施設の共用部を保護する費用
- 駐車場代:搬入車両を待機・駐車させるために発生する費用
- 廃材処理費:木工造作の端材やパレットの処分費
見積もりは「レンタル料・配送費・設営費・撤去費・スタッフ費」の5項目に分解し、レンタル単位と作業時間帯をそろえて比較しましょう。
レンタルと購入はどちらが得?判断基準となる3つのポイント

短期出店ではレンタルが選ばれやすい一方、同じ什器を繰り返し使用する場合は、購入したほうが総費用を抑えられる可能性があります。判断は次の3点で整理すると迷いません。
| 比較項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 低い(必要な期間分のみ) | 高い(什器一式を買いそろえる) |
| 短期出店の費用対効果 | 高い | 低い(稼働日数が少ないと割高) |
| 会期外の預け先・維持管理 | 不要(返却で完結) | 預け先の確保が必要(外部委託も可) |
| 什器選択の自由度 | 企画ごとに最適な品目を選べる | 手持ちの範囲に限定されやすい |
| 売場の再現性 | 在庫状況により什器が変わる | 会場が変わっても同じ売場を再現できる |
| 不要になったときの処分 | 不要 | 処分コストが発生 |
1. 出店頻度
3か月以内の短期出店や、年1〜2回程度であればレンタルが安く収まります。年3〜4回以上出店する場合は、レンタル総額と購入費・保管費・輸送費を比較し、購入費を回収できるか試算する価値があります。
2. ブランド世界観の再現度
汎用什器で成立する売場ならレンタルで十分です。既製品では世界観を表現しきれない場合は、造作やオリジナル什器の製作・購入を検討する価値があります。
3. 置き場所と運搬手段
レンタルと購入を比較する際は、出店期間外の保管場所と会場までの運搬方法も重要な判断材料になります。「車も置き場所もないから購入は無理」と考え、毎回レンタルを繰り返している事業者は少なくありません。
ただしレンタルにも、会期ごとに搬入・搬出費と設営費がかかります。前述のとおり都内の搬入出だけで数万円規模になるため、出店回数が増えるほどレンタル料以外の部分が積み上がります。購入什器なら在庫の空き状況に左右されず、会場が変わっても同じ売場を再現できる強みもあります。
判断すべきは「自社に倉庫と車両があるか」ではなく、「会期外の預け先と会場までの運び方を確保できるか」です。保管と運搬を外部へ委託できれば、自社で倉庫や車両を持たない事業者でも、購入した什器を運用できる可能性があります。
什器の搬入・設営でつまずかないための実務チェック項目

什器が決まっても、搬入・設営でつまずけば出店スケジュール全体に影響します。ここでは施設ごとのルール確認、審査で指摘されやすい仕様要件、当日から撤収後までのタイムラインを順に見ていきます。
1. 施設に必ず確認すべき搬入・搬出ルール
搬入・搬出のルールは施設ごとに異なるため、契約前に施設担当者へ直接確認しておくことが重要です。確認が遅れると、什器の手配からやり直しになりかねません。次の項目を質問リストとして活用してください。
- 搬入・搬出の可能日時と時間帯
- 搬入口の場所、エレベーターの寸法と使用可能時間
- 駐車スペースの有無と搬入車両サイズの上限
- 事前提出書類の種類と提出期限
- 台車・脚立など備品の貸出可否
- 床・壁の養生の要否と、養生材の持ち込みが必要か
- 宅配便で什器や商品を送る場合の届け先と受取可能日時
- 会期中のゴミ処理方法
商業施設によっては、従業員通用口や搬入用エレベーターの使用が指定され、来場者用エレベーターを利用できない場合があります。また、入館時の通行証や作業許可願の提出を求める施設もあります。
2. 審査に関わる什器の仕様
目星をつけていた什器が使えないという事態を防ぐため、次の3点を早めに確認しましょう。
防炎性能
商業施設などでは、カーテン、幕類、カーペット、のれん、装飾幕などの対象物品について、防炎性能を備えた製品の使用を求められる場合があります。
高さ制限
什器や装飾物の高さは会場ごとに上限があり、展示会では床面から3.0m以下とする例があります。商業施設の催事区画では、視界の確保やスプリンクラーへの散水障害を理由にさらに低く制限されることもあるため、図面提出の前に上限値を確認しましょう。
自立安定性・床養生・電源
催事区画は壁面への固定が禁止されている場合が多く、背の高い什器には転倒防止策が求められます。あわせて次の点も確認しましょう。
- 床の耐荷重制限:重量のある什器を置けない場合がある
- キャスター・脚裏の養生:傷防止策を指定されることがある
- 電源容量の上限:照明やレジ機器の消費電力が契約容量を超えると、ブレーカーが作動する可能性がある
いずれも施設固有の規定が最優先されます。
3. 当日のタイムラインと、見落としやすい「撤収後」の段取り
設営から撤収までは逆算して段取りを組むと当日の混乱を防げます。目安は次のとおりです。
- 2か月前:施設への出店申請、什器の仕様確定とレンタル予約
- 1か月前:搬入計画書の提出、配送手配の確定
- 1週間前:搬入ルート・養生範囲・エレベーター予約の最終確認
- 前日〜当日朝:指定時間帯に什器を搬入し設営
- 会期中:通路幅の維持確認、商品補充、什器の安定性チェック
- 最終日閉店後:什器撤去、原状回復、施設担当者の立会い確認
見落としがちなのが撤去後の段取りです。レンタル什器は搬出回収まで対応する業者もあれば、自社で集荷を手配する方式もあるため、返却フローは事前に確認しておきましょう。購入した什器は撤収後の保管先と輸送方法まで決めておき、閉店後に追加の車両や保管場所を手配する事態を防ぎましょう。
【省力化アイデア】什器の預かり・会場発送・設営・撤収は外部委託も可能

什器の搬入・設営・撤収・預かりをすべて自社で対応すると、見積書には載らないコストが積み重なります。ここでは隠れコストの正体と委託先の使い分け方、巡回型の出店ほど外部委託の効果が高まる理由を見ていきます。
自社対応で発生する”隠れコスト”
これらを合算すると、什器代と同等かそれ以上の金額が上乗せされることも珍しくありません。レンタルと購入のどちらを選ぶ場合も、什器本体の費用だけでなく、配送・設営・撤収・保管にかかる費用を含めて比較する必要があります。
- 車両費:都内23区の搬入出は軽運搬車で20,000円前後が基礎額の目安。往復分に加えて時間帯の割増が乗る
- 人件費:設営・撤収を2名体制で行うと、往復移動を含め1人あたり半日〜1日拘束される。外部委託でも1名15,000〜38,000円が目安
- 深夜・早朝の割増:施設から早朝・夜間の搬入時間を指定された場合は、通常料金に30〜50%程度の割増料金が加算されることがある
- 預け先の費用:什器を購入すると、使っていない期間も毎月の固定費が発生し続ける
- 緊急対応費:什器の破損や不足が当日に判明すると、代替品の配送や追加手配に通常より高い費用がかかる場合がある
対応範囲で使い分ける委託先の選択肢3つ
どこまで任せるかによって、委託先は大きく3つに分かれます。
| 比較項目 | 什器レンタル会社 | 保管サービス | 物流パートナー |
|---|---|---|---|
| 対象什器 | 自社在庫品のみ | 種類問わず預入可 | 種類問わず対応 |
| 会期外の預かり | 返却が基本 | ◯ | ◯ |
| 会場への発送 | ◯ | 集荷・配送対応 | ◯ |
| 設営・撤収 | ◯(オプション) | × | ◯ |
| 撤収後の再預かり | × | ◯ | ◯ |
什器レンタル会社は搬入・設営まで一貫して頼めるのが強みですが、対象は自社在庫品に限られます。持ち込み什器や購入品の預かり・輸送は範囲外となるケースがほとんどです。
保管サービスは会期外に什器を預ける用途に向いており、集荷・配送まで手配する事業者もあります。ただし会場での設営・撤収は含まれず、最低利用期間や入出庫料の確認も必要です。
物流パートナーによっては、什器の一時保管から会場への搬入、設営、撤収、再保管までを一括して依頼できます。保管・配送・設営を別々の事業者へ依頼すると、連絡や日程調整の手間が増えるため、出店頻度が高い場合は一括対応できる事業者も比較しましょう。
巡回型・複数会場のポップアップほど委託効果が大きい
会場Aから撤収した什器を自社に戻し、次の会場Bへ送る運用は、車両費と人手が二重にかかります。外部の保管場所から次の会場へ直接配送する運用に切り替えると、自社へ什器を戻すための輸送費や作業負担を抑えられる可能性があります。
出店頻度に応じた判断の目安は、次のとおりです。
- 年2回以下:毎回レンタルするほうが、預け先の費用がかからず割安
- 年3〜4回:什器を購入し、預かりと輸送を委託するほうが安くなる分岐点
- 月1回以上の巡回出店:購入と委託の組み合わせで、1回あたりのコストを抑えられる
ただし什器の点数や出店エリアで分岐点は前後します。「レンタル料×想定日数×年間回数」と「購入費+年間の預かり・輸送委託費」を自社の条件で試算しましょう。
ポップアップの什器輸送・設営・一時預かりなら「TRY piece」

購入した什器の保管場所と運搬手段を外部に確保できれば、自社で倉庫や車両を持たなくても継続的に運用できます。
株式会社TRY pieceは、東京・関東近郊で配送・配送BPO・発送代行を手がける物流パートナーです。食品配送に加えて、什器や催事備品などの一般貨物についても車両による配送に対応しています。
1. 一時預かりから会場発送・設営・撤収・再預かりまで一気通貫
会期外の一時預かり、会場への搬入、設営、撤収、撤収後の引き取りまでを一社で連続して任せられます。窓口を一本化することで、撤収後の輸送先や保管先を個別に手配する負担を軽減できます。
2. 商業施設の納品ルールに慣れている
時間厳守の納品、搬入時間帯の制約、複数拠点への同時刻納品を前提とした運用設計が強みです。2025年の自社集計では、1日約1,000件の配送実績、80社以上の取引実績があり、クレーム発生率は0.001%です。
3. スポット・小ロットにも柔軟に対応
「会期のときだけ」「1点から」といった依頼にも対応します。発送代行は月額5,000円から利用できるため、取扱量が少ない立ち上げ期の事業者も検討できます。
対応エリアは東京都を中心に、神奈川・埼玉・千葉など関東近郊にも対応しています。什器の輸送や設営、会期外の預け先にお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
ポップアップストアの什器に関するよくある質問

最後に、ポップアップストアの什器に関する実務的な疑問にお答えします。
什器なしでの出店やレンタルの予約時期、配送手段、保管方法、資格要件など、迷いやすい5つのポイントを簡潔に整理しています。計画段階で目を通し、想定外のコストや手戻りを防いでください。
- 什器なしでもポップアップストアは出店できる?
- 什器のレンタルはいつまでに予約すべき?
- 什器は宅配便で会場に直接送れる?
- 購入した什器の置き場所がない場合はどうする?
- 什器の組立・設営に資格は必要?
Q.什器なしでもポップアップストアは出店できる?
商業施設や駅ナカの一部区画では、レジ台やショーケースが無償で貸与される場合があり、什器を持ち込まずに出店できます。ただし、備え付け什器だけでは、ブランド独自の色や雰囲気を十分に表現できない場合があります。
現実的なのは、備え付け什器と自社の持ち込み什器を組み合わせる方法です。備え付け什器へブランド独自のサインや照明、ディスプレイ用品を組み合わせると、費用を抑えながら売場の印象を変えられます。
Q.什器のレンタルはいつまでに予約すべき?
什器の選定とレンタル会社への相談は、出店日の1〜2か月前を目安に始めるとよいでしょう。レンタル会社の発注期限は納品日の1〜2週間前が目安ですが、施設への装飾図面の提出や搬入申請は1か月前ごろから始まります。
書類提出には什器の仕様確定が前提となるため、申請と什器選定は並行して進めましょう。繁忙期は人気什器が早々に埋まるため、代替候補も洗い出しておくと安心です。
Q.什器は宅配便で会場に直接送れる?
小型の什器なら宅配便で直送できますが、サイズ・重量の上限と施設側の受取ルールをクリアする必要があります。宅配便の規格は三辺合計160〜200cm・30kg以内が一般的で、ハンガーラックなどは大型便扱いか受付不可となる場合があります。
さらに、荷捌きスペースの利用に事前申請を求める施設が多く、未申請の搬入を認めない会場もあります。大型什器はチャーター便や設営付き配送が現実的で、搬入料や設営作業費も含めた検討が必要です。
Q.購入した什器の置き場所がない場合はどうする?
自社にスペースがない場合は、法人向けトランクルームや物流会社の一時預かりサービスを活用します。選ぶ際に重要なのは、出店のたびに発送・回収まで対応してくれるかどうかです。預かりから配送・回収まで一括で任せられると、手配工数を大幅に削減できます。年間の出店回数と預かり費用、運搬費を試算し、トータルコストで見極めましょう。
Q.什器の組立・設営に資格は必要?
工具不要の自立什器を設置するだけであれば、特別な資格は必要ありません。また、コンセントへ機器を接続するだけであれば通常は資格を必要としませんが、固定配線などの電気工事は有資格者へ依頼し、壁面への固定についても施設の規定を確認してください。
資格が必要な電気工事を無資格で行うと法令違反となる可能性があるため、作業内容を施設へ確認し、必要に応じて有資格者へ依頼しましょう。
まとめ|什器は「そろえ方」より「運び方・預け方」で差がつく

什器選びに時間をかけても、搬入・預かり・撤収の段取りが甘いと当日の運営に支障が出ます。採算を左右するのは什器の単価ではなく、配送費・預け先の費用・設営の人件費まで含めたトータルの運用コストです。
自社で保管場所や車両を持たない場合でも、保管と輸送を外部へ委託することで、購入した什器を運用できる可能性があります。一連のフローをパートナーに任せられれば、出店者は売場づくりと接客に集中できます。
- 基本什器8点(カウンター・ハンガーラック・棚什器・展示台・トルソー・姿見・試着室・サイン)を軸に、業種別の追加什器を洗い出す
- 費用は「レンタル料+配送費+設営費+撤去費+保管費」の5項目で比較する
- 年3〜4回以上の出店では、購入+外部委託のほうがトータルコストを抑えられる可能性がある
- 施設のルール(搬入時間帯・高さ制限・防炎・電源容量)は契約前に必ず確認する
- 巡回型出店は、外部保管場所から次会場へ直送する運用でコストと手間を削減できる
配送・設営の負担を感じたら、外部委託も有効な選択肢です。什器の輸送・設営・一時預かりなら、株式会社TRY pieceへお気軽にお問い合わせください。貴社のスケジュールに合わせた最適な体制づくりをサポートいたします。





